こんにちは!たろりすだよ😊今日は、曹洞宗の禅僧・枡野俊明さんの著書『心配事の9割は起こらない』を紹介するよ。
なんでこの本を選んだのかって?それはね、現代人の誰もが抱える不安や心配事のほとんどが、実は取るに足りないものだってことに気づかせてくれるからなんだ。
禅の教えを日常にも活かせる形で説いたこの一冊は、「もっと自由に、ラクに生きるためのヒント」に溢れているんだよね。
ほとんどの悩みは幻想に過ぎないって、信じられる?
一緒に禅僧の智慧を探求して、心の重荷を下ろす方法を見つけていこう!

『心配事の9割は起こらない』が教えてくれる3つの真理
禅の教えは一見とっつきにくそうだけど、日々の暮らしにしっかり根ざしているんだ。枡野さんはそれを現代人にもわかりやすく説いてくれているよ。
この本の核となるメッセージを3つ挙げるとしたら、こんな感じかな。
1. 妄想に振り回されない
禅の教えでは、心を悩ませるものの正体は、大抵は思い込みや妄想なんだって。他人をうらやましがったり、自分はダメだと思い込んだりするのは妄想の典型。比べる必要などないんだ。
人を比べるから、無駄な悩みが生まれるんだって。禅の教えは、比べることから自由になって、ありのままの自分を信じて生きることを説いているんだ。
禅はどんなものも、どんな人も、他とは比べようがない「絶対」の存在と教えます。
『心配事の9割は起こらない』
2. 「今」を全力で生きる
過去のことをクヨクヨ考えても意味がない。未来のことは起こってから考えればいい。大事なのは「今」この瞬間を精一杯生きること。それが禅の教える生き方の肝なんだ。
過去の栄光にすがるのも、未来への不安に怯えるのも、けっきょく無意味。今この瞬間にベストを尽くすことだけを考えよう。
私たちには「いま」をどう生きるかしかない、ということをあらためてしっかり胸に刻んでください。
『心配事の9割は起こらない』
3. “いい加減”を心得る
ここでいう”いい加減”とは、いい具合、ちょうどよい塩梅って意味。自分の実力をわきまえて、背伸びしすぎず、でもやれることは全力でやる。それが”いい加減”の真髄なんだ。
己を知ることは大切。でも時には限界に挑戦することも必要。バランス感覚が肝心だね。
「いい加減」を知ることは大事です。しかし、その先の「限界値」を見据えておくことも、同じように大切です。
『心配事の9割は起こらない』
禅僧のアドバイスを日常にどう活かす?
この本を読んで、日々の生活の中で実践できそうな心得をいくつか見つけたよ。
1. 毎朝の過ごし方を見直す
一日の始まりである朝の使い方は、その日一日の充実度を左右するんだって。ダラダラと過ごすのではなく、心を引き締める時間にしよう。
一日二四時間を主体的に使いきるカギは朝にあります。
『心配事の9割は起こらない』
朝こそ静かに自分と向き合う大切な時間。心を整えて、一日をスタートさせよう。
2. 自分だけの「ものさし」を持つ
世間一般の常識や価値観にとらわれすぎない。自分なりの判断基準、生き方のスタンスを大切にするんだ。
根底には常識というものを感じながら、ときにそれにこだわらないで自分独自の判断をする指針、ものごとを自分流に解釈するよりどころ。「ものさし」とはそういうものだと思います。
『心配事の9割は起こらない』
人生に正解はない。自分の心に従って、自分らしい道を歩もう。
3. あらゆる「縁」に感謝する
人との出会いは、すべて意味があるんだ。どんな些細な縁も、感謝の気持ちを忘れずに大切にしよう。
人との出会いも、そういうふうにとらえると、たまたまや偶然などではなく、仏様がくださった奇跡的な必然の結果だという気がしてきませんか?
『心配事の9割は起こらない』
一期一会の精神で、目の前の人とのご縁を心からありがたく思おう。
禅の極意は、人生を豊かに生きるための指南書
この本を通して、禅の教えが示す生き方のエッセンスが見えてきた気がするんだ。
心配事の多くは妄想から生まれるもの。比べたり、先走ったりせずに、今この瞬間を大切にすること。自分の心に正直に生きながら、与えられた縁に感謝する。
そうやって、心にとらわれを作らずにいたら、人生はもっとラクで、充実したものになるんじゃないかな。
悩みの多くは、取り越し苦労や思い込みから生まれるもの。雑念にとらわれるのではなく、今できることに全力で取り組む。
そういう生き方ができたら、人生はもっと自由に、充実したものになるはず。
本書は、そのための心構えを、禅僧の立場からわかりやすく説いてくれている。
現代人の心の闇に、禅の灯りを照らしてくれる一冊だと思う。
『心配事の9割は起こらない』の魅力と物足りなさ
この本の素晴らしいところは、難解なイメージのある禅の教えを、誰にでもわかる言葉で伝えてくれるところ。深い禅の思想が、身近な日常の話とリンクして、スッと頭に入ってくるんだ。
が、もっと具体的なエピソードがあれば、禅僧の教えがいっそう実感を伴って伝わったんじゃないかな。禅問答の場面とか、禅の修行の日常が垣間見られたら面白かったかも。
とはいえ、全編を通して、悩める現代人の心に響く、スッキリ爽快な人生訓の書だと思う。心にモヤモヤを抱えている人には、ぜひ手に取ってほしい。
総合評価は、★★★★☆(5点満点中4点)!
心に染みた言葉3選
本書の中でも特に心に残った言葉をセレクトしてみたよ。
心に吹き込んできた”怒りの風”に反発し、抗おうとしている姿です。とらわれている。これでは頭がそのことでいっぱいになって、心は乱れたまま硬直化してしまいます。
『心配事の9割は起こらない』
感情に逆らってはいけない。あるがままに受け止めよう。抵抗することで、心はかえって疲弊する。
怒りや悲しみ、苦しみといったネガティブな感情に抗おうとすればするほど、僕たちの心はそれにとらわれ、自由を失ってしまうんだ。
感情に逆らうのではなく、そっと受け止めて認めることが大切なのだと、この言葉は教えてくれているね。
悪天候に逆らっても疲れるだけで前に進めないように、逆境の感情にもがき苦しんでも、心は輪禍に陥るばかり。
むしろ、その感情を友として迎え入れ、共に歩むことを選んだとき、本当の平穏を得ることができるのかもしれないね。
辛い感情も、実は成長のチャンスを与えてくれる、かけがえのない体験なんだ。
いただいた仕事は、手がかかるとか、ラクにできるとか、そういう基準でなく、「順番」にどんどん仕上げてしまう。それが私の流儀です。
『心配事の9割は起こらない』
めんどくさがらずに、与えられた仕事を真摯にこなす禅僧の心意気が伝わってくる。
目の前の仕事を「楽か大変か」で選り好みをするのではなく、与えられたことに全力で取り組む姿勢。
それこそが、仕事に真摯に向き合う者の美学だと、この言葉は教えているよ。
確かに、簡単な仕事ばかりしていては、自分の力は伸びないし、面倒な仕事から逃げ回っては、いつまでも成長できないよね。
むしろ、どんな仕事にも感謝の気持ちを持って臨み、コツコツとこなしていく。そこにこそ、人間的な深みも、仕事の真の面白さも隠れているんだね。
だからこそ禅僧は、難易度を問わず、順番に任された使命を全うする。そんな生き方が、人生をより豊かなものにしてくれるのかもしれないね。
心から楽しめるものに打ち込んでいたら、その瞬間、瞬間を充実して生きることができます。心から迷いや不安が消えて、どんどん前向きになっていきます。
『心配事の9割は起こらない』
没頭できるものを見つけたら、思い切りのめりこもう。好きなことに一生懸命になれば、自然と人生が楽しくなっていく。
好きなことに夢中になれる時間は、人生でもっとも充実した、かけがえのない一瞬だ。
没頭できるものを見つけたら、そこに全身全霊で向き合うことの尊さを、この言葉は気づかせてくれる。
情熱を傾けられる対象があるとき、私たちは自分が生きていることを心の底から実感できる。
そんな一瞬にこそ、人生の意味があるのかもしれない。悩みも迷いも、情熱の炎に飲み込まれて消えていく。
結果よりもプロセスを楽しみ、自分を突き動かす内なる声に素直に従う。そうしていられるとき、人は最高の自分でいられるのだ。
だからこそ、夢中になれるものを追い求め続けたい。そこにこそ、充実した人生の秘訣が隠れているから。
禅的生き方で、人生の新たな扉を開こう
『心配事の9割は起こらない』を読んで、“禅”が教えてくれる人生の知恵の数々に触れることができたよ。
雑念にとらわれずに、今ここに生きること。自分の心の声に素直になること。目の前の一つひとつを丁寧に受け止めること。
そんな禅の教えを胸に刻めば、きっと人生はもっと自由で、心豊かなものになるはず。
本書での枡野さんの言葉を借りるなら、
ポイントは、減らす、手放す、忘れる――。そうすることで、もっとラクに、のびのびと、前向きに生きている自分に出会うことができるでしょう。
『心配事の9割は起こらない』
余計なことに心を砕かず、今を大切に生きること。比べず、責めず、あるがままを受け入れること。
そんな禅の極意を自分なりに体現できたら、人生はもっと自由に、よりしなやかになれるんじゃないかな。
本書の一言一句からは、現代に疲れた心を癒やし、人生の新しい可能性を開く、禅の智慧が溢れ出ている。
さあ、『心配事の9割は起こらない』を心の友に、禅僧のようにカッコよく今を歩いてみよう。
きっと悩みの9割は消え去って、新しい景色が見えてくるはず。
なんて自由なんだろう。
そう思えたら、この本との出会いに心から感謝だね。
また会おうぜ!次は禅寺で語り合おう✋

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