【書評】『自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法』|仏教の智慧で人生を変える方法【悩み解決のヒント満載】

人文・思想
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  • 仏教の教えを現代風にアレンジした『自分という壁』。本書では、怒りや不安など日常的な悩みの解決法が29個も紹介されているよ。
  • 瞑想やマインドフルネスの実践方法から、職場での人間関係改善のコツまで幅広くカバー。自己啓発や心理学に興味がある方はもちろん、生きづらさを感じているすべての人におすすめの一冊。
  • 本記事では、大愚元勝さんによる本書の魅力を、徹底解説するよ。心の壁を乗り越え、より充実した人生を送るためのヒントが満載!

みんな、こんにちは!たろりすだよ🐿️📚

今日は大愚元勝さんの『自分という壁 自分の心に振り回されない29の方法』を読んでみたんだ。この本、本当にすごい! 仏教の教えを現代風にアレンジして、心の悩みを解決する方法を教えてくれるんだよね。

最近ストレス溜まってる人や、なんとなくモヤモヤしてる人にピッタリな一冊だと思う。僕自身、読んでみて目から鱗が落ちる思いだったんだ。

これから、この本の魅力をみんなに伝えていくね!

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本書の魅力的なポイント3つ

1. 仏教の教えを現代人にもわかりやすく解説

この本の一番の魅力は、2500年以上前のブッダの教えを、現代を生きる僕たちにもスッと入ってくる言葉で説明してくれているところだよ。例えば、「自分の心の中で好き勝手に虚像をつくり出して、それに対して勝手に反応しているだけなんだ」っていう一文。これ、めちゃくちゃ腑に落ちない?

僕たちって、日々いろんな悩みや不安を抱えてるよね。でも、その多くは実は自分の中で勝手に作り出した妄想なんだって。この本では、そういう心の仕組みを丁寧に解説してくれてる。「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」って仏教用語も出てくるんだけど、それぞれ「欲望・怒り・無知」のことで、これらが悩みの根源になってるんだって。

これらの概念を理解すると、自分の心の動きが客観的に見えるようになるんだ。例えば、イライラしてる時に「あ、これ瞋だな」って気づけるようになる。そうすると、感情に振り回されにくくなるんだよね。仏教って難しそうなイメージあるけど、この本を読めば、その本質がスッと理解できるはず!

2. 具体的な悩み解決法が満載

この本のすごいところは、単に仏教の教えを説明するだけじゃなくて、実際の生活で使える具体的な方法をたくさん紹介してるところだよ。例えば、怒りの感情をコントロールする方法として、「怒りの対象から離れる」「単純作業に没頭する」っていうのが紹介されてる。

例えば、「嫉妬」の感情に対しては、「他人の成功を自分のことのように喜ぶ練習をする」っていう方法が紹介されてる。最初は難しいかもしれないけど、これを実践すると、だんだん心が軽くなっていくんだって。本当にその通りで、誰かが良い報告してくれた時に、心から「おめでとう!」って言えるようになると、自分も嬉しくなるんだよね。

こういう具体的な方法が、怒り、嫉妬、不安、後悔など、様々な感情に対して書かれてるから、自分の悩みに合わせて実践できるんだ。理論だけじゃなくて、すぐに行動に移せるのが、この本のいいところだと思う!

3. 心の仕組みを科学的に解説

この本の魅力の3つ目は、心の仕組みを科学的に解説してくれてるところだよ。例えば、「心所」っていう概念が出てくるんだけど、これは心の中にある様々な働きのことなんだって。善心所、不善心所、同他心所の3つに分類されてて、それぞれの役割が詳しく説明されてる。

特に印象的だったのは、不善心所の説明。「貪・瞋・痴」以外にも、「慢(他人と比較したくなる気持ち)」「疑(疑い深くなる気持ち)」なんかもあるんだって。これらの心所のバランスによって、その人の性格や行動が決まってくるんだそうだ。

人と比べて落ち込むことが多い人は、「慢」の心所が強く働いているからなんだって。この本を読んだら、自分の心の中で何が起きてるのか、科学的に理解できるようになるんだ。

また、瞑想の効果についても、脳科学の観点から説明されてて興味深かったな。瞑想を続けると、ストレスに強くなったり、集中力が上がったりするんだって。最近の研究結果も交えながら解説してくれてるから、「なるほど、だからマインドフルネスが流行ってるのか」って納得できたよ。

こういう科学的な裏付けがあることで、仏教の教えに説得力が増すんだよね。単なる自己啓発本じゃなくて、心理学や脳科学の知見も取り入れた、奥の深い一冊になってると思う!

隠されたテーマやメッセージの分析

この本を読んでて、表面的には「悩みの解決法」を教えてくれてる本なんだけど、実はもっと深いメッセージが隠されてるんじゃないかって気がしたんだ。

まず、この本全体を通して感じたのは、「自由」というテーマだよ。でも、普通に考える「自由」じゃなくて、もっと深い意味での「自由」なんだ。例えば、怒りや嫉妬、不安といった感情から自由になること。自分の思い込みから自由になること。そして、最終的には「自分」という概念からも自由になること。

これって、すごく斬新な考え方だと思うんだ。だって普通、「自分らしく生きる」ことが大切だって言われるでしょ? でもこの本は、「自分」って実は固定的なものじゃないって教えてくれてる。「自分」も常に変化してるし、そもそも「自分」って本当にあるの? って問いかけてくるんだよね。

これ、最初は戸惑うかもしれない。でも、よく考えてみると、すごく自由になれる考え方なんだ。「こういう自分じゃなきゃ」って思い込みから解放されるわけだからね。

もう一つ隠されたメッセージとして感じたのは、「つながり」の大切さ。この本では個人の心の成長について語られてるんだけど、実はそれは他者とのつながりの中でこそ実現するものなんだって教えてくれてる。

例えば、「慈悲」の心を育てることの大切さが強調されてるんだけど、これって結局のところ、他者への思いやりを持つってことだよね。自分だけでなく、周りの人も幸せになってほしいって思う心。これがあれば、嫉妬や憎しみといった感情も自然と薄れていくんだって。

これ、すごく面白い視点だと思うんだ。だって、普通の自己啓発本だと「自分を高めろ」「自分の幸せを追求しろ」みたいなことばっかり言うじゃん。でもこの本は、「他者への思いやり」こそが自分の幸せにつながるって言ってるんだよ。

さらに、この本全体を通して感じたのは、「今この瞬間を生きる」ことの大切さ。過去にとらわれず、未来を必要以上に心配せず、今を精一杯生きることの素晴らしさが繰り返し語られてる。

これって、現代社会にとってすごく重要なメッセージだと思うんだ。SNSの発達で、人と比べたり、過去の自分と比べたりすることが増えてるよね。将来への不安も大きくなってる。そんな中で、「今この瞬間」に意識を向けることの大切さを説いてるこの本は、本当に価値があると思う。

結局のところ、この本が本当に伝えたいのは、「幸せに生きるための智慧」なんじゃないかな。仏教の教えを基に、現代を生きる僕たちに、本当の意味での幸せとは何か、そしてそれをどうやって実現するかを教えてくれてるんだと思う。

これらのメッセージは、直接的には書かれてないけど、本全体を通して感じ取れるんだ。だからこそ、単なる「ハウツー本」じゃなくて、人生の指針になるような深い本になってると思うんだよね。みんなも、ぜひこの隠されたメッセージを読み取ってみてね!

本書の長所と短所、総合評価

長所

この本の一番の長所は、難しい仏教の教えを、現代人にもわかりやすく解説してくれてるところだと思う。例えば、「三毒」って仏教用語があるんだけど、これを「欲・怒り・無知」って現代語に置き換えて説明してくれてる。こういう工夫のおかげで、仏教に詳しくない人でも、すんなり理解できるんだよね。

もう一つの長所は、理論だけじゃなくて、実践的なテクニックもたくさん紹介してくれてるところかな。怒りを鎮める方法として、怒りの燃料を自分自身に投下しないことがあげられていたよ。これは、その場から離れる、深呼吸する、掃除などの単純作業をする。などが効果的なんだって。

「怒りの感情に呑まれそうになったら”なぜ怒っているのか?”を書き出してみる。そして、”相手になにを求めているのか?”を考えてみましょう」

短所

短所としては、情報量が多すぎて、時々圧倒される感じがするところかな。29の方法が紹介されてるんだけど、これ全部覚えるの大変だよね。もう少し絞り込んで、重要なポイントをより深く掘り下げてくれたら、もっと良かったかも。

あと、瞑想の具体的な方法についての説明が少し物足りないかな。瞑想の重要性は何度も強調されてるんだけど、実際にどうやって始めればいいのか、初心者向けの具体的なガイドがあればもっと良かったと思う。

総合評価

総合評価は、5点満点中4点★★★★☆

この評価の根拠として、著者が「人は大なり小なり、苦悩を抱えているものです。ゼロということは、なかなかないと思います。」と述べているように、この本が現代人の普遍的な悩みに深く切り込んでいる点が挙げられる。また、「自分の心の中で好き勝手に虚像をつくり出して、それに対して勝手に反応しているだけなんだ」という洞察は、多くの読者の目を開かせる力強いメッセージだと感じた。

さらに、「不善心所を手放し、善心所を育てていく──これが仏教における永久のテーマです。」という一文は、この本全体のエッセンスを凝縮しており、読者に明確な指針を与えてくれている。

このように、深い洞察と実践的なアドバイスのバランスが取れていることが、高評価の大きな理由だよ。ただし、前述の短所もあるため、完璧な5点とはいかなかったかな。

それでも、この本は間違いなく、自分の心を理解し、よりよい人生を送るためのガイドブックとして、多くの人の人生を変える力を持っていると思う。だからこそ、多くの人に読んでもらいたい一冊だよ!

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本書で紹介されている考え方やスキルの具体的な活用法

この本で紹介されてる考え方やスキル、めっちゃ実用的なんだよね。ここでは、特に使えそうな3つの活用法を紹介するね。

  1. 「怒りの感情コントロール」を職場で活用する
    例えば、上司から理不尽な叱責を受けた時。普通なら「なんでだよ!」ってカッとなっちゃうよね。でも、この本で紹介されてる方法を使えば、違う反応ができるんだ。まず、その場から離れることが大切。例えば、「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と言って、一度席を外すんだ。そして深呼吸して、自分の感情を落ち着かせる。本書では「単純作業」も推奨されてて、「掃除や片づけに集中して、たんたんと体を動かしてみましょう。」って書いてあるよ。こうすることで、感情が落ち着いて、「なぜ上司がそう言ったのか」を客観的に考えられるようになるんだ。そうすれば、冷静に「申し訳ありません。具体的に何が問題だったのか教えていただけますか?」って対応できるようになるんだよ。
  2. 「自己肯定感を高める」を日常生活で実践する
    この本では、自己肯定感を高めるために「善心所を育てる」ことの大切さが書かれてるんだ。例えば、毎日寝る前に、その日行った「善いこと」を3つ書き出すっていう習慣を始めるのはどうかな。 「電車で席を譲った」「友達の話を真剣に聞いた」「仕事を時間内に終わらせた」など、どんな小さなことでもOK。これを続けていくと、自然と自分の良いところに目が向くようになって、自己肯定感が高まっていくんだ。
  3. 「マインドフルネス」を勉強や仕事に活用する
    この本では、マインドフルネスの重要性がよく語られてるんだ。これ、実は勉強や仕事の効率アップにも使えるんだよ。 例えば、勉強や仕事を始める前に、5分間だけ呼吸に集中する時間を設ける。スマホもPCも切って、ただ自分の呼吸だけに意識を向ける。これだけで、雑念が消えて集中力がグッと上がるんだ。

これらのテクニック、どれも簡単にできるし、すぐに効果を実感できると思う。みんなも、日常生活の中でぜひ試してみてね! きっと、生活の質がグッと上がると思うよ✨

特に印象に残った言葉3つ

この本には印象的な言葉がたくさんあったんだけど、特に心に残った3つを紹介するね。

「人生とは、つらく苦しいものです。生きることには、つねに苦しみが伴います。」

この言葉、一見ネガティブに聞こえるかもしれないけど、実はすごく大切なメッセージなんだ。ブッダの教えでは、苦しみは人生の一部だって認識することが大切なんだよ。

でも、ここで終わりじゃないんだ。本書では続けて「それでも、そんな日々を少しでも明るく、楽しく、おだやかに過ごしていくための方法はあります。」って書いてあるんだよね。つまり、苦しみがあることを認めた上で、それでも人生を楽しく生きる方法があるって言ってるんだ。苦しみから逃げるんじゃなくて、それとうまく付き合っていく方法を教えてくれてるんだよ。

何か辛いことがあっても「これも人生の一部だな」って受け入れつつ、それを乗り越える方法を探せばいいんだって。この考え方、結構力強いよね。「苦しみがないはずの人生」を求めて悩むんじゃなくて、「苦しみがあっても楽しく生きる方法」を探す。そっちのほうが、ずっと現実的だし、希望も持てると思うんだ。

「すべての存在は自分の内側にある」

この言葉、最初は「え? どういうこと?」って感じだったんだけど、説明を読んでいくうちに「なるほど!」ってなったんだ。

要するに、僕たちが認識している世界は、全部自分の心が作り出してるってことなんだよね。 これって、すごく自由になれる考え方だと思うんだ。だって、自分の心が作り出してるってことは、自分で変えることもできるってことだから。

例えば、「この仕事、嫌だな~」って思ってた時に、「この経験が自分を成長させてくれるんだ」って捉え方を変えてみる。そうすると、同じ状況なのに、全然違って見えてくるんだよね。

僕も、この考え方を意識するようになってから、日常の小さなストレスにも強くなった気がする。「これも自分の心が作り出してるんだ」って思うと、なんだか楽になるんだ。

「『祈り』とは、神様や仏様に向かって『◯◯をかなえてください』『〇〇になりますように』とすがるのではなく、『私は◯◯を実現します』と宣言する行為なのです。」

この「祈り」の解釈、めっちゃ斬新だと思わない?普通、祈りって「お願いします」っていう感じじゃん。

でも、この本では「宣言する」って言ってるんだ。 これって、すごく主体的な生き方を示唆してると思う。「なんとかしてください」じゃなくて、「私がこうします」って宣言するんだから。

この考え方を知ってから、僕も何か目標を立てる時は「〇〇になりたいです」じゃなくて「僕は〇〇を実現します」って言うようにしてるんだ。そうすると、なんだか自分に対する責任感が生まれて、本気度が全然違うんだよね。

これらの言葉、どれも人生の見方を変えてくれるような力強いメッセージだと思う。みんなも、この言葉の意味をじっくり考えてみてね。きっと、新しい発見があると思うよ!

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読み終えての感想と読者へのメッセージ

めっちゃおもしろかったし、なにより人生に役立ちそうな知恵がたくさん詰まってたよ。

特に印象に残ったのは、「自分という壁」っていう考え方。よく考えてみると、僕らの悩みのほとんどって、自分で作り出してるものなんだよね。「あいつがこう言ったから…」「こういう状況だから…」って、原因を外に求めがちだけど、実は全部自分の中にあるんだって。これ、気づいただけでも大きな発見だったな。

そして、その「壁」を乗り越える方法も、具体的に教えてくれてる。瞑想とか、感情のコントロール法とか、実践的なテクニックがたくさん載ってて、すぐに試せるのがいいよね。僕も、イライラした時に深呼吸するっていうの、やってみたんだけど、けっこう効果あったよ!

でも、一番心に響いたのは、「苦しみは人生につきもの」っていうメッセージ。これ、なんか救われた気がしたんだ。だって、みんな苦しんでるんだって思うと、「自分だけじゃないんだ」って感じられるでしょ? そして、その苦しみを通して成長できるんだって。なんか、希望が持てる感じがしたんだよね。

この本を読んで、人生の見方が少し変わった気がする。今まで「なんでこんなことばっかり…」って思ってたことも、「これも自分を成長させてくれるチャンスなんだ」って捉えられるようになってきたし。まだまだ完璧ってわけじゃないけど、少しずつ前向きに生きられるようになってきた気がするんだ。

だから、この本を読んでくれたみんなにも伝えたい。人生、うまくいかないことのほうが多いかもしれない。でも、それでいいんだよ。そういう経験の一つ一つが、君を成長させてくれる。だから、今苦しんでる人も、諦めないで。その苦しみも、きっといつか意味のあるものになるから。

そして、この本で学んだことを、ぜひ日常生活で実践してみて。イライラした時は深呼吸、落ち込んだ時は「これも過ぎ去る」って思い出す。そうやって、少しずつでも自分の心をコントロールできるようになれば、人生はもっと楽しくなると思う。

最後に、この本を通して感じたのは、「自分の心を知ることの大切さ」かな。自分の心を知れば知るほど、自由になれる。そして、自由になればなるほど、幸せになれる。だから、これからも自分の心と向き合い続けていこうって思ったんだ。

みんなも、ぜひこの本を読んで、自分だけの「心の冒険」を始めてみてね。きっと、新しい自分に出会えるはずだよ。

たろりす
たろりす

じゃあまたね〜✋

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