【書評】『島で暮らして、ラムをつくって、』 | 離島移住と特産品開発の実録エッセイ

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  • 沖縄・伊江島への移住と特産品開発に挑んだ15年間の軌跡を綴った『島で暮らして、ラムをつくって、』。
  • 本書評では、著者・松本壮さんの離島生活や地域活性化への取り組み、そして伊江島発の至高のラム酒「イエラム」誕生秘話を紹介。
  • 離島の魅力と課題、そこから見えてくる日本の地方創生のヒントまで、深く掘り下げる。離島移住に興味がある方、地域おこしに関心がある方必見の一冊。

こんにちは!たろりすだよ🐿️📚今日は伊江島に移住した著者、松本壮さんの書評をお届けするよ!タイトルは…『島で暮らして、ラムをつくって、: 福岡から沖縄へ 離島の公務員になった男と家族の物語 』

松本さんが15年間の伊江島暮らしで体験した、島ならではの喜びと苦労が詰まった1冊なんだ。離島ならではの魅力を感じつつ、地域活性化に奮闘する姿に感動すること間違いなし!一緒に島めぐりの旅に出かけよう🏝

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この本の魅力は大きく3つ!

1. 離島移住の生々しいリアル

松本さんは妻と3人の息子を連れて、沖縄本島から人口約4500人の伊江島へ移住。役場の仕事をしながら島の暮らしに溶け込んでいく様子が、ユーモアを交えリアルに描かれてるんだ。

伊江港でのフェリーの出航には、別れを惜しみながら涙する感動の光景が繰り返され、何度も立ち会った私でさえも、いつももらい泣きしてしまうほど、人と人との繋がりの温かさが感じられる

『島で暮らして、ラムをつくって、』

都会とは違う島の人情や絆の深さが伝わってくるエピソードの数々。離島ならではの苦労もあるけど、人と人とのつながりはかけがえのない島の宝物なんだね。

2. 地域活性化への熱い思い

役場の商工観光課に勤務した松本さんは、島の特産品開発に情熱を注ぐ。ピーナッツ、紅芍薬、黒糖など伊江島の資源を活かし、新商品を次々と生み出していくんだ。でもそこには予想外の壁もあって…。

島の商品製造は、「原料の安定供給」と「均質製造」が大きな課題となるのは周知の事実だが、伊江島では台風一つでその年の収穫がゼロになる原料もある。

『島で暮らして、ラムをつくって、』

厳しい自然環境と向き合いながら、試行錯誤を重ねる職人魂に頭が下がる思い。松本さんの行動力と創意工夫から、地方創生のヒントが見えてくるよ。

3. 島が生んだ至高のラム酒

なんと伊江島では、さとうきびを原料にしたラム酒「イエラム」を製造しているんだ。その誕生の裏側を知ると、より一層愛おしく感じられること間違いなし。

くやしいほどうまい。家に人が来ると調子に乗って「うまいでしょ! うまいでしょ!」と言いながらあっという間にボトルを空けてしまい後悔しきり。

『島で暮らして、ラムをつくって、』

松本さん自身もイエラムの虜になっている様子が手に取るように伝わって来る。現地でしか味わえない珠玉の一杯。読んでるだけで飲みたくなっちゃうね🍹

島の魅力と課題を知る

この本を読んで感じたのは、「島=不便」っていうイメージを覆す魅力がたくさん詰まっているってこと。確かに離島暮らしは大変なこともあるけど、都会では味わえない喜びや学びもいっぱい。

松本さんの体験を通して、改めて地域の魅力を再発見する面白さを教えてもらった気がするんだ。一見地味に見える地域にも、掘り下げればキラリと光る魅力が隠れているもの。その可能性を信じ、行動する松本さんのバイタリティには脱帽だね。

反面、原料調達の不安定さや製造設備の問題など、離島ならではの悩みもリアルに描かれていて考えさせられる部分も多かった。でもそれを乗り越える推進力になっているのは、島や人への愛情なんだろうな。

評価:★★★☆☆

総合評価は★★★☆☆(5点満点中3.5点)!
伊江島の豊かな自然と人情が詰まった一冊。ローカルの魅力を再発見するきっかけになること間違いなし。島と人を愛する著者の熱量が心に響く、おすすめの一冊だよ。

本書から学べる3つのこと

  1. 地域の資源を再評価する目を養おう
    当たり前すぎて見落としがちな地域の魅力を、新しい視点で掘り起こすことの大切さ。地域活性化のヒントは、きっと身近なところに転がっているんだ。
  2. 困難な状況でも臆さずチャレンジを
    原料が安定しなかったり設備に不安があったりと、島ならではの商品づくりはハードルが高い。でもアイデア次第でどうにかなる。立ち止まらず前を向いて。
  3. 土地と人を愛する気持ちを持とう
    離島を思い、人を大切にする松本さんの姿勢に心打たれた。自分の住む土地の魅力を再発見し、そこに根差して生きることの尊さを教えてもらったよ。
イエラムを味わってみよう!

印象に残った言葉3選

発つ鳥後を濁さず。

『島で暮らして、ラムをつくって、』

大切な場所を離れるときは、悔いの残らないようキレイにしておくこと。次のステージに向けて、スッキリした気持ちで旅立とう。

台風ひとつ来ればその年の収穫がゼロになる可能性と、島の農業は背中合わせなのだ。

『島で暮らして、ラムをつくって、』

自然の力の前では人間なんて無力。だからこそ謙虚に、それでも諦めない強い心を持ちたい。

楽しくラムをいただく間に、どんどん夢は広がっていく。

『島で暮らして、ラムをつくって、』

美味しいお酒で語らう時間は至福のひととき。夢が膨らむ楽しさを味わえる仲間がいるって最高だね🍸

離島のロマンと未来への希望

さてみんな、伊江島の魅力は伝わったかな?

離島はロマンに溢れている。海と空のブルー、豊かな自然、温かな人情…都会の喧騒を離れ、ゆったりと時間が流れるその空気感。日常から解放され、心が洗われるような体験ができるんだ。

一方で島国日本は、多くの離島を抱える。過疎化や高齢化など、離島ならではの課題にも目を向けなくちゃいけない。人口流出で地域の担い手が減少し、貴重な文化が失われつつあるのも事実。

そんな中、移住者として、よそ者として島に根付いていった松本さんの物語からは、ローカルの底力を信じる希望が感じられる。外の視点を持ちつつ、内側から地域に溶け込んでいくチカラ。

一人一人が “志ある移住” の意識を持つこと。離島移住がブームで終わるんじゃなく、持続可能なカタチで根付いていくこと。そこに離島の未来を照らす光が見えてくるんじゃないかな。

さあ、新しい一歩を

最後に、この本を読んで立ち上がる一歩を踏み出してほしい。

新天地に飛び込む勇気、ゼロからものづくりにチャレンジする情熱、自然と向き合い共生する知恵。「島スタイル」には、僕たちが失いかけている大切なものがいっぱい詰まってるんだ。

松本さんが記した15年間の軌跡が、きっと君の冒険心に火をつけてくれるはず。さあ、思い切って船に乗り込もう。島が織りなすかけがえのないストーリーが、君を待っているよ。

もちろん移住はハードルが高いかもしれない。でも大丈夫。旅行者として、応援者として、まずは島とつながることから始めてみよう。特産品を買うこともできるし、移住者の活躍にエールを送ることだってできる。

一人一人の小さな一歩が、きっと大きなうねりになる。

離島の未来は、僕たち一人一人が創っていくんだ。

好奇心の尖端に身を任せ、新しい世界の扉を開けてみよう。道なき道を拓いていく。その冒険の予感を胸に、今日も一歩前に進んでいこう。

伊江島での15年が教えてくれたのは、人生には色んな選択肢や可能性があるってこと。常識にとらわれず、自分らしい生き方を追求する勇気を持とう。そうすれば思いもよらない素敵な出会いが待っているはず。

この本が、みんなにとって新しい視点や発見のきっかけになれば嬉しいな。人生の岐路に立った時、ちょっと勇気をもらえたら最高だね。

さあ、船出の時だ。
伊江島の青い空が、僕たちを呼んでいるよ。

たろりす
たろりす

じゃあまたね〜✋

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