- 泉谷閑示の『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える』は、現代人の心の闇に迫りつつ、生きる意味を問い直す一冊。
- 「ハングリー・モチベーション」からの脱却法や、「本当の自分」を見つめるためのヒントが満載。精神科医としての著者の洞察と、哲学者の思想を交えた考察は必見。
- 人生の岐路に立った時、この本が君の背中を押してくれるはず。内なる声に素直に生きるための勇気が欲しい方は必読。
こんにちは!たろりすだよ🐿️📚
今日は泉谷閑示さんの『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える』という本を紹介するよ📚
みんな、人生の意味って考えたことある?
仕事が全てじゃないって感じてるのに、なんだか抜け出せない。
そんなモヤモヤを抱えてる人に、ぜひ読んでほしい一冊なんだ!
じゃあさっそく、この本の魅力に迫ってみよう🔍
この本の魅力的なポイント3つ
1. 「生きる意味」を問うことの大切さが腑に落ちる
1つ目は、「生きる意味」について考えることの重要性だね。
著者は精神科医としての経験から、現代人の抱える空虚感の正体を鋭く指摘してるんだ。
心の底から「これが言いたかった!」って膝を打つ気づきの連続だよ。
人間は、生きることに「意味」が感じられないと、生きていけなくなってしまうという特異な性質を持つ、唯一の動物です。
『仕事なんか生きがいにするな』
2. 「ハングリー・モチベーション」からの脱却法が学べる
2つ目は、「ハングリー・モチベーション」という概念。
欲望に突き動かされて生きることの虚しさを説いた上で、そこから抜け出す方法を教えてくれるんだ。
人間らしさを取り戻すためのキーワードだと思う。
人類がハングリー・モードで駆け抜けてきたこれまでの時代を「ハングリー・モチベーションの時代」と名付けるとすれば、「実存的な問い」が近年増えてきているのは、この「ハングリー・モチベーションの時代」が、静かに終焉に向かいつつある兆候なのではないでしょうか。
『仕事なんか生きがいにするな』
3. 「本当の自分」を生きるヒントが満載
3つ目は、「本当の自分」を生きるためのエッセンスがぎっしり。
「自分探し=仕事探し」という思い込みから自由になれる、目からウロコの指摘の数々!
こんなふうに生きていいんだって、勇気をもらえる内容だよ。
私たちがこれから先、いったい何を生きがいにして生きていくことができるのだろうか、というテーマについても触れています。
『仕事なんか生きがいにするな』
この本が、道なき道を進む孤独な思索の、何らかの道しるべとなることを願っています。
自分の体験と重ねて
実は、僕も以前は仕事のことで悩んでいた時期があったんだ。
やりがいを感じられない日々が続いて、自分を見失いかけてた。
そんな時にこの本に出会って、「生きる意味」について考えるきっかけをもらえたんだよね。
特に、こんな一節には背中を押された。
困ったことにこのような偏狭な精神論も、ひとたび専門家の肩書で語られてしまうと、これがあたかも学問的に正論であるかのように世間には認知されてしまいます。それによって、そうでなくとも自信を喪失しているクライアントたちは、「新型うつ」への偏見による自責感までをも背負い込むことになって、精神的にさらに追い詰められてしまうことも珍しくありません。
うつ病を「意志が弱い」なんて決めつける風潮は今でもあるけど、それって本質を見抜けてない証拠だよね。
精神科医として、そういう世間の常識に物申す著者の姿勢に痺れたな。
隠れたテーマからの考察
この本には「自由」というテーマが通奏低音のように響いてると思う。
「ハングリー・モチベーション」に駆られて生きることから自由になり、「本当の自分」を取り戻すこと。
それが、現代人にとって最も必要なことなんだと著者は訴えかけているんだ。
「意味」を感知できる主体、すなわち「自我」を復活させることから始めなければなりません。
『仕事なんか生きがいにするな』
内なる声に素直になること。
外部の価値観に流されず、自分の人生を自分で選び取ること。
その大切さを、さまざまな角度から照らし出してくれてる。
「自由」って言葉は聞こえはいいけど、その実めちゃくちゃ勇気のいることだと思うんだよね。
だからこそ、一人じゃない、負けないでって。
そう言ってくれてるような気がして、この本に何度も救われたな。
例えば、中盤では「働くこと」の意味について鋭く問いかけてるんだ。
「働くこと」に対して根本的な問いを向けざるを得ない「高等遊民」は、避け難く「本当の自分」をめぐっての問いにも直面することになります。「近代的自我」に目覚めた生き方とは、漫然と流されることを良しとせず、「本当の自分」として生きようとすることにほかならないからです。
『仕事なんか生きがいにするな』
表面的な議論に留まらず、哲学者たちの思想も引きながら、人間にとって「働く」とは何かを根源から問うてる。
そこから導かれるのは、自分の内なる声に従って生きることの尊さなんだよね。
そして終盤では、「遊び」の大切さを説いてくれてる。
私たちは、もはや「何者かになる」必要などなく、ただひたすら何かと戯れてもよいのではないか。それこそが、「遊び」の真髄だと思います。
『仕事なんか生きがいにするな』
子供の頃に当たり前にできてた「遊び」を、大人になるほど忘れがちになる。
真摯に生きることと、遊び心を持つことは決して矛盾しないんだ。
むしろ、人生を心豊かに生きるために不可欠なんだって、気づかされる。
改めて振り返ると、この本が投げかける問いは、実に多岐にわたってるんだな。
「生きる意味」「働く意味」「本当の自分」「遊び」etc…
1つ1つが、これからの人生をどう生きるかという根源的なテーマに繋がってる。
だからこそ、どのページを開いても、ハッとさせられる言葉の数々に出会えるんだよね。
人間に与えられている知恵というものは「心=身体」のところに源があり、それは決して受動的で隷属的なことを良しとしません。「心=身体」を中心にした「本当の自分」という在り方は、能動性と創造性、そして何より遊びを生み出すものです。
『仕事なんか生きがいにするな』
まさに、今の時代に必要とされてるエッセンスが凝縮された一冊だと思う。
目まぐるしく変化する社会の中で、自分軸を失わないために。
内なる声に素直に生きるための勇気をくれる、かけがえのない1冊になるはず。
現実社会への示唆
この本が投げかける問いは、ビジネスの世界にもつながってると思う。
イノベーションを起こすには、「ハングリー・モチベーション」だけじゃ限界がある。
自分の内なる声に正直に、「あるべき姿」を追求する姿勢が問われるんだ。
最も人間的な苦悩であるはずの「温度の低い悩み」を扱えないのだとしたら、精神医学も心理学も看板に偽りありという誹りを免れないでしょう
『仕事なんか生きがいにするな』
「効率」や「成果主義」を盲信する風潮に、一石を投じてる。
人間らしさが置き去りにされては、持続的な成長は望めない。
そのメッセージは、組織のあり方を問い直すきっかけにもなりそう。
評価
<長所>
・哲学的なテーマを平易に説いていて、読みやすい
・著者自身の臨床経験が説得力を持つ
・現代人の心の闇に鋭くメスを入れている
総合評価 : ★★★★☆(4点)
何より、生きることへの根源的な問いかけが心に響く良書!
時代を超えて、人間として大切なことを考えさせてくれる。
もちろん答えは一つじゃないけど、自分なりの答えを見つける手がかりは必ずもらえるはず。
精神科医としての著者の叡智が、1冊に凝縮された感じ。
人生に迷った時に、立ち返りたい1冊だな📖
日常に活かすコツ3選
- 「これをやったら幸せになれるはず」という思い込みを外す
固定観念に縛られず、自分の内なる声に素直になることが大切。 - 「意義」より「意味」を優先して、人生を楽しむ
効率や成果だけを追わず、自分なりの「生きる意味」を大切にする。 - 「遊び心」を忘れずに、日々の仕事や家事に向き合う
真面目さと遊び心は両立できる。創造性を発揮して、日常を楽しむことが肝心。
心に残った言葉3選
「自分の経験したことのないものについて、『そんなものはない』と決めつけたりせずに、率直に『わからない』として捉えることこそ、真に理性的な態度ではないか」
『仕事なんか生きがいにするな』
未知のものを頭ごなしに否定せず、謙虚に向き合うことの大切さを説いた一節。
「人間は、それでもやはり動物の一種であるのですから、飢えの問題を真っ先に解決しようとします。しかし、それがある程度満たされた時、人は、次に安全の欲求、所属の欲求、承認の欲求などに向かっていき、最後には高次の欲求である自己実現の欲求に向かいます」
『仕事なんか生きがいにするな』
人間の欲求段階について述べたマズローの理論を、著者なりの解釈で紐解いている。
「この本が、道なき道を進む孤独な思索の、何らかの道しるべとなることを願っています」
『仕事なんか生きがいにするな』
人生の荒波を進む読者への、著者からの心温まるメッセージ。
読んでの感想とメッセージ
この本は、「生きる意味」を見失いがちな現代人への、温かいメッセージに溢れてた。
人は誰しも、心の奥底で「自分らしく生きたい」って思ってるんだよね。
でもその声に素直になるのは、めちゃくちゃ勇気のいることだ。
疑問や葛藤を抱えながらも、それでも自分の人生を歩んでいこうとする君たちを、著者は優しく後押ししてくれてる。
だからもし今、生き方に迷ってるなら、ぜひこの本を手に取ってみて欲しい。
「自分探し」の旅に出るきっかけをくれるから。
そこで見つかる答えは人それぞれだけど、きっとかけがえのない何かが見えてくるはず。
自分らしい人生を歩むことの尊さを、僕も伝えていきたいな。
この本に教わったことを胸に、君たちの小さな一歩を応援していくよ!
生きることを、もっと楽しんでいこう。
人生を歩むための書として、僕もこの本を傍らに置いておくよ。
立ち止まった時、迷った時にはきっと、道標になってくれる。
勇気をくれる言葉との出会いを、君たちにも体験してもらいたいな。
じゃあまたね〜✋
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